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ジンバブエでのビットコイン価格が12,500ドル(140万円)を突破する

ビットコインの価格差がほぼ2倍。


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ジンバブエでのビットコイン価格が12,500ドル(140万円)を突破する
ジンバブエで高騰するBTC。(Golix)

乖離した価格

ビットコイン(Bitcoin)は執筆時点で7,400ドル(およそ80万円)を記録しており、非常に大きな価格となっている。

この時点でもビットコインには相当な価値を持っているが、ジンバブエ(Zimbabwe)のような荒廃した経済ではビットコインの価値は更に上昇する。

ジンバブエの主要取引所であるGolixでは、現在BTC/USDでの価格が12,500ドルを超えており、主要取引所での価格と比べるとほぼ2倍の数値である。

更に驚くべきことに、9月時点でジンバブエにおけるビットコインの価格は既に7,200ドルを超えている。

GolixのトレードコーディネーターであるYeukai Kusangaya氏は現在のビットコイン価格について「時間の経過と共に、ビットコインの関心が高まっています。これはイノベーションにおける上昇成長の軌道であることに注意することが重要です」と話し、更なる価格の上昇と新たな需要を期待している。

(本文前に)簡単な3行まとめ

  • ジンバブエではビットコインの価格が140万円を超えている。
  • 理由はジンバブエ国内での通貨不足など。
  • ジンバブエ政府の方針によってビットコインを更に活用出来る。

ジンバブエの経済

ジンバブエではハイパーインフレーションによって自国通貨の価値が極端に下落しており、現在では代わりに米ドルなど他国の通貨を使用している。

しかし通貨の需要増によって国内では通貨不足となり、国がその要求を満たすのに十分な米ドルを提供できなかったため、政府は国債の発行を開始した。

しかし、これらは外国企業に受け入れられなかったため、ブラックマーケットでの国債の価値は下落することとなった。

現在では通貨が大量に不足した結果、多くの人々がATMの使用に何時間も待っているという悲惨な事態になっている。

なお、2015年にはジンバブエ政府はジンバブエドルの発行を停止しており、回収を行った結果17.5京ジンバブエドルをわずか5ドルで交換している。

ジンバブエとビットコイン

荒んだ経済がしばらく続いているジンバブエだが、ここで活躍しているのがビットコインである。

ビットコインは電子的に購入することができるため、人々はATMに何時間も待つ必要が無い。

そして海外でも使用可能出来るという利便性に加え、あらゆる制限を与えてきたジンバブエ政府に依存しないため、ジンバブエではビットコインの需要が非常に大きくなった。

ジンバブエの技術アナリストであるNigel Gambanga氏はCNNのインタビューに対し「ビットコインは中央銀行対策の対象ではないため、人々が高い金額を支払う代替手段となっている」と述べている

他にもGambanga氏は「ビットコインの取引が国の通貨不安の解決なしに激化すれば、我々は中央銀行と政府が暗号通貨取引のより積極的な役割を担うことによって、その地位を改正することを目の当たりにすることができる」とも話しており、ジンバブエ政府が合法的にビットコイン取引を仲介することで現在のジンバブエの地位を向上させることが出来ると考えている。

けれどもジンバブエ政府は果物や野菜の輸入を禁止するのをはじめ、極端な措置を行う特徴があるため、ビットコインの国内需要を否定して制限に加えられる可能性も考えられる。

しかしギリシャがビットコインを採用する可能性があったように、ジンバブエの経済危機や現状を考えると、ジンバブエ政府が積極的にビットコインを公式に自国通貨として導入する可能性はゼロではないだろう。

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