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オーストラリア議会がビットコイン規制法案の条項を公開

オーストラリア議会が新たに更新された条項を公開。


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オーストラリア議会がビットコイン規制法案の条項を公開
オーストラリアの暗号通貨規制法案の条項が公開。(BTC Keychain)

オーストラリアの暗号通貨規制法案

中国やロシアは暗号通貨関連の法案によって規制を強めているが、オーストラリアもまた暗号通貨規制に関する法案を成立しようとしている。

オーストラリア当局はマネーロンダリング防止及びテロ資金対策法(AML/CTF – Anti-Money Laundering and Counter-Terrorism Financing)法案の改正を進めており、この法案にはビットコインの取引所が含まれている。

オーストラリア議会はAML/CTF法のより広い改革の一環として、新たに更新された条項を公開(PDF)した。

その中で上院法務憲法委員会は、金融取引情報収集機関であるオーストラリア取引報告分析センター(AUSTRAC – Australian Transactions and Reporting Analysis Centre)の下で、デジタル通貨取引所事業者の規制を優先順位付けしている。

同委員会は業界のベストプラクティスとして推奨される規制措置を強調し、弁護士事務局(AGD – Attorney-General’s Department)は法定審査報告書が、AML/CTF法およびデジタル通貨の規制およびデジタル取引所事業者への適用を推奨していることを確認した。

(本文前に)簡単な3行まとめ

  • オーストラリア当局はマネーロンダリングやテロ資金対策として法案の改正を進めている。
  • 法案にはビットコインを取り扱う取引所の規制も含まれている。
  • 低額取引は免除するよう意見提出されているが、法案は通過する見通し。

役人がルール作成を可能に

この法案はAUSTRACの最高経営責任者に与えられた新しい権限を可能にし、役人が『デジタル通貨の定義を拡大または縮小するためのルールを作る』ことを可能にする。

なお、未登録のデジタル通貨取引所事業者には、厳しい責任を負う民事罰則が多数導入される予定であり、法案作成後6ヶ月以内にデジタル通貨取引所を規制する新たな指定サービスと登録簿が確立される。

委員会の規制へのアプローチは現在の法律の見直しと弁護士事務局の勧告を踏まえたもので、6カ月間の改革の期間に懸念を表明した法律評議会は、ビットコイン取引所で1,000ドル以下の低価値の取引は免除される可能性に関する指針を求めた。

法律評議会はまた、厳しい責任犯罪の場合は2〜4年の間、極めて責任が重い場合には7年間まで、凶悪犯罪による刑法懲役を求めている。

低額取引は免除するべきとの意見

オーストラリアの人々がビットコインで請求書の決済を行える、オーストラリアのビットコインスタートアップであるLiving Room of Satoshiは今回の法案に懸念を表している。

Living Room of Satoshiは低額支払いに関するAML/CTF規則の適用は、デジタル通貨形式で1,000ドル以下の支払いを受け入れる小売業にとって大きな障害となると委員会に意見を提出した。

これは小規模企業への影響を制限するため、法案の一部として低額の支払いの免除を含めるべきであると主張している。

Living Room of Satoshiは2014年4月に設立されて以来、暗号通貨を伴う世帯手形の処理に500万ドルを費やして急成長していることから、その影響は大きい。

しかし委員会は法案によってマネーロンダリングとテロの資金調達に対抗すると考えているため、法案自体は通過する見通しである。

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